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いびき治療

いびき治療について

  • 人それぞれにいびきが出る原因は違いますが音の出るメカニズムは同じです。

    いびきは睡眠時に舌を支える筋肉が弛緩して気道を塞いでしまうことが原因です。気道に十分なスペースが無いと呼吸がスムーズに行えず、気道の粘膜が振動を起こし、いびきが生じます。

  • 保険診療でいびきの治療を行うことが可能になりました。

    近年、睡眠時無呼吸症候群等の睡眠呼吸障害が取りざたされています。一定の条件を満たせば、保険診療でいびきの治療を行うことが可能になりました。当院では、呼吸器科の専門の医師と連携して、いびきを含め、睡眠呼吸障害の患者さまの治療に積極的に取り組んでいます。家族以外には知られたくない悩み、一度ご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群について

  • いびきをかいていると呼吸がスムーズにできないために眠りが浅くなり、⻑時間床に入っていても睡眠不足になるケースがほとんどです。さらに、気道を閉塞が悪化すると呼吸が止まり、睡眠時無呼吸症候群になってしまう可能性もあります。睡眠時無呼吸症候群は単に呼吸が止まって寝不足になるだけでなく、同時に体内の酸素不足を招きますので、循環器系や呼吸器系に悪影響を与えてしまい、臓器不全や不整脈、心不全、高血圧などの大きな原因となるケースも多く見られます。毎晩いびきをかく、睡眠中に呼吸が止まってしまう、などとご家族に指摘された際には、重大な疾患を併発する前に、お早めの治療を受けることをおすすめします。

    • 正常な状態

    • いびきをかいている時

  • 気道が狭くなる要因(口腔環境)

    • あごが小さい、後退している
    • 気道の断面積がもともと小さい
    • 鼻の空気の通り道(気道)が
      曲がっている
    • 扁桃が大きい
    • アデノイド(咽頭扁桃)がある
    • 睡眠時に喉が塞がりやすい
  • 気道が狭くなる要因(生活環境)

    POINT.01仰向け
    仰向けで寝ると舌が喉の奥に落ち込み、気道を塞いでしまうため、いびきの原因となります。横向きで就寝することをおすすめします。
    POINT.02アルコール
    過度のアルコールを摂取したまま寝ると、あごや舌の筋肉が弛緩し、気道を塞いでしまうことがあります。深酔いしてしまった時には、少し酔いを覚ましてから就寝しましょう。また、酔った状態で眠り、呼吸がスムーズにできない状態になると、酸素不足のために臓器が上手く働かず、翌日にまでアルコールが残ったり二日酔いの原因になる場合もあります。
    POINT.03
    精神安定剤や睡眠導入剤を服用したまま眠ると、アルコールと同様、筋肉が弛緩するために気道が舌で塞がれてしまいます。さらに、アルコールや薬物を摂取して眠ると脳の判断力が落ちてしまいますので、無呼吸になった際に防衛反応が遅れ、呼吸の回復を遅らせるリスクもあります。
    POINT.04老化
    老化のために気道やあごの筋肉が弛緩し、気道が塞がれていびきの原因になるケースもあります。高齢者ほど睡眠時無呼吸症候群のリスクは大きくなりますが、その反面、ご年配の方ほどいびきや睡眠時無呼吸などに対する危機感が薄いと言われます。ご家族がお気づきの際には、ぜひお早めにご来院をおすすめください。
    POINT.05鼻腔、喉、口腔の異常
    鼻中隔彎曲や呼吸器系疾患など、鼻孔・喉・口腔の疾患が原因でいびきが生じる場合、断続的に大きないびきをかくケースが多く見受けられます。手術で治療することも可能なケースがありますので、ご相談ください。

マウスピースによる治療

睡眠時に気道が十分に開いていないと、呼吸がスムーズに行えないため、いびきの原因となります。また、症状が悪化してさらに気道が塞がれてしまうと、睡眠時無呼吸症候群などの重大な疾患を併発する危険性もあります。こうした症状を改善するための医療器具として、当院では患者さまのお口に合わせたマウスピースを製作しています。口に付けてそのまま眠るだけで気道を正常に保ち、いびきや睡眠時無呼吸を治療することができ、通院や手術などの必要がなく、小型なので旅行や出張などにも持ち運びできる点が特徴です。ただし、⻭の本数が少ない方、むし⻭や⻭周病をお持ちの方、あごの関節に痛みや違和感のある方にはおすすめできかねる場合がございますので、ご了承ください。治療用マウスピースは既成品でなく、患者さまの症状やお口に合わせたオーダーメイドですので、まずは一度ご来院ください。患者さまにぴったりのマウスピースをご提案させていただきます。

マウスピース治療の流れ

    • Step01

      口腔内検査・型取り

      口腔内の検査、レントゲン検査で顎の状態を確認します。問題がなければ⻭型をとります。

    • Step02

      完成・調整

      マウスピース完成。仮使用して問題がなければ仕上げます。不具合などが出た場合、状態により調整します。実際に使用して問題がなければ3回程度の来院です。