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小児矯正を検討している親御さんへ

お子さんの矯正治療を
検討している親御さんへ

お子さんの⻭を守れるのは、
親御さんです

小さなお子さんが自ら「⻭並びを治したい」と言い出すことはありません。そのため、お子さんの⻭並びや噛み合わせに関する問題は、ご両親が⻭に関心を持ち、お子さんの将来のために意欲的に取り組む必要があります。小児矯正が必要な例として、乱ぐい⻭、受け口、出っ⻭のように、親御さんが見て明らかにわかる症状もありますが、将来的な成⻑過程までを専門的に診た時に、早期に矯正しなければならないケースもあります。乳⻭期の場合。「どうせ永久⻭に生え替わるから」と治療を先送りにしてしまう方がいらっしゃいますが、専門医は将来まで見据えた上で診断しています。

親御さんに注意して
いただきたいこと

  • 矯正治療は専門知識が必要です

    ⻭列矯正は、⻭科医としての知識の他に、矯正に関する専門知識が必要な特殊科目です。また、治療後に求める「ゴール地点の設定」によって治療方法や費用も異なります。お子さんのうちは問題点が表面化しにくく、専門の医師でなければ見つけられないケースも多々ありますので、身近な方に気軽に相談して安心してしまうのは大変危険です。

  • むし⻭予防と併せてご相談ください!

    「カウンセリングに行くほど深刻じゃない」「専門医は敷居が高くて…」
    お子さんの⻭並びについて気になる親御さんは多いと思います。しかし、矯正治療にかかる費用や手間が気になり、受診するのをためらう方が多いのも事実です。当院は、一般⻭科診療も行いますので、お子さんのむし⻭予防や定期検診などの際に、気軽にご相談いただけます。矯正治療を行う前に必要なむし⻭治療や、矯正治療を進める上で抜⻭が必要となる場合にも、別の医院へ行く必要がありません。

⻭並びが悪くなる原因

  • 幼い頃からの習慣や唇や舌の間違った使い方が原因で、噛み合わせや⻭並びが悪くなってしまいます。ガタガタの⻭並びは見た目が悪いだけでなく、顎関節症や姿勢の歪みにも影響します。骨が成⻑する時期から矯正治療を行うことは、将来的に様々なコンプレックスから解放されることになります。

  • 原因となりやすい癖

    生活習慣による癖は、⻭列だけでなく、顔全体から身体全体の姿勢まで歪ませてしまいます。矯正治療は、⻭に100〜170gの力をかけて移動させます。対して、人間の頭の重さは大人で約5kg、子どもで約3kg。つまり、姿勢の癖によって⻭にかかっている重量は、矯正治療の約30倍です。

    • 幼児期(4〜5歳)になっても続く
      指しゃぶり

    • 頬杖をつく

    • 片方の⻭だけで噛む

    • 舌で⻭を押し出す

    • 口呼吸

    • くちびるを噛む

    その他、「爪を噛む癖」「⻭を強く食いしばる癖」「うつぶせや横向きでの睡眠」「寝っ転がってのゲームやテレビ鑑賞」なども⻭並びに悪い影響を与えますので、お子さんのためにも、注意深く見てあげるようにしてください。

  • 遺伝

    子どもの顔や体型が親に似るのと同様に、あごの形・⻭の大きさ・本数も遺伝します。ご両親ともキレイな⻭並びの持ち主だったとしても、幼い頃に矯正した経験があれば、治療前の状態が遺伝します。

お子さんの状態を
チェックしましょう

  • 下あごが上あごよりも
    奥に引っ込んでいる

    いわゆる「出っ⻭」と言われるもので下顎遠心咬合(かがくえんしんこうごう)と呼ばれています。上あごに比べ、下あごが成⻑していない場合が多いです。

  • 前⻭より下の⻭が前に出ている

    いわゆる「受け口」と言われるもので、下顎前突(かがくぜんとつ)と呼ばれています。骨格的に下あごが大きい場合と、上下前⻭が前後逆に噛んでいる「反対咬合」の場合があります。

  • しっかり噛んでも
    上下にすき間ができる

    開咬(かいこう)と呼ばれる症状で、奥⻭をしっかり噛みしめても上下の⻭にすき間ができてしまいます。前⻭を噛み合わせた時に、奥⻭がかみ合わないケースもあります。

  • ⻭がデコボコに生えている

    いわゆる「乱ぐい⻭」と言われる症状で、叢生(そうせい)と呼ばれています。⻭が生える場所が足りない場合に、⻭がキレイに並ばず凸凹に生えている状態です。⻭が正面を向かずに捻じれて生える「捻転」という症状もあります。

  • 横から見た時に口が突き出ている

    上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)と呼ばれる症状です。上あごと下あごの両方が前方に突き出た状態で、口全体が前に出たように見えます。

  • 上の⻭列が覆いかぶさっている

    過蓋咬合(かがいこうごう)と呼ばれる症状で、上⻭列がかぶさり、下の⻭列が見えない状態です。上下前⻭の噛み合わせが深くなっていることが原因です。

  • 上下の⻭が左右にずれている

    交差咬合(こうさこうごう)と呼ばれる症状です。前⻭と奥⻭をくっつけた時に、左右いずれかの奥⻭か前⻭が横にずれた状態です。

  • ⻭にすき間がある

    いわゆる「すきっ⻭」と言われる症状で、正中離開(せいちゅうりかい)と呼ばれています。専門的には空隙⻭列(くうげきしれつ)と言います。

  • 上下の前⻭がぶつかる

    切端咬合(せったんこうごう)と呼ばれる症状です。上下の前⻭がまっすぐに生えて、先端同士がちょうど合わさった状態です。

矯正・初診相談に適した時期

  • 小児矯正は、乳⻭から永久⻭に生え変わる6〜12歳頃までの限定された期間の治療が基本となります。上の前⻭が生え変わる頃を目安に治療を開始するのが良いと言われています。

  • 小学校に入学したら、
    とりあえず⻭科検診を!

    人間の⻭は、乳⻭は20本、永久⻭は親知らずまで含めて32本です。最近では親知らずが生えてこない方も珍しくありませんが、近年、犬⻭(糸切り⻭)が生えてこないお子さんや、もともと⻭の本数が少ない「先天性欠如⻭」が増加しています。犬⻭には噛み合わせを安定させる役割があります。正しい位置に生えてこなければ、噛み合わせた時の力のコントロールが出来ず、他の⻭に過剰な負担がかかることになります。また、本来生えるはずの本数が足りなければ、審美性はもちろん、あごや顔の変形などの問題が生じます。
    お子さんの将来のためにも素人判断をせず、小学校就学前後に一度、お子さんの⻭やあごの状態などを検査するようにしましょう。特に女のお子さんは成⻑が早いため、早めに受診されることをおすすめします。

矯正期間について

矯正期間につきましては、症状や治療後のゴール設定によって個人差があります。小児矯正の場合、成⻑過程に応じた治療を行いますので、成人矯正よりも治療期間・観察期間が⻑くなります。通常、お子さんの矯正治療は、1期、2期に分けて2段階で行いますが、治療経過によっては2期の治療をしないで良くなるケースもあります。